区 K邸外構工事


新築外構工事を承りました
既存の門柱が玄関正面にありましたが以前の植栽スペースいっぱいまで塀を移動し
敷地の端に門柱を配置、建物脇の桜の木はそのまま入り口のメインツリーとして利用
総レンガの外装にソルフォーヘンの大きなステップがプランのポイントでした
門扉はあえて付けず、広くて開放感のあるエントランスは防犯のためでもあり
四季折々の鉢で飾ることもできます

角地に建っていますのでステップの反対側は駐車場へとつながります
ガレージ前には雨仕舞いの為L字型にU字溝が入れてあり
コンクリートは木こてで丸いテクチャーを作っています
庭に面した部分はご家族でくつろぐサンルームが設けられているため2mの塀で目隠しをしています
ジョリパッドにコテでテクチャーをつけています

木材はすべてウリンを使用しています
洋風の建物でしたのでプランはクロスでしたが
お客様のご要望で横張りに全て変更しています
和のテイストが落ち着いた感じを演出しています

施工はウリンを2週間程雨置きしましたが
プランの変更で追加した木から樹液が出て床を汚しています
塀もまだウリンの樹液で汚れますのでその都度洗っていました

ウリンは1年後には塀とほぼ同色になります

今回外壁材の残りをかなり活用させていただきました
こちらの洗面ボールはお客様がネットで探したものです
天板は大理石を使用
外構をプランするにあたり
あまりメンテナンスのいらない物というご要望で、植物や木材は避けたいということでした
外で使うものはどうやっても汚れや痛みが激しいので
それなら古くなって汚れても良さが出るものにしてはいかがでしょうと当初、白の漆喰の塀にウリンを使いポストなども銅を用いては、と提案させていただきました

プランが具体化するにつけお客様の「本当に自分の好きなもの」がはっきりと見えてきて、変更を重ね今の形になりました
家を建てるということはそれだけでも一生の大仕事です
本当に自分の住みたい家づくりをしっかり考え実現するということは
大切なこだわりだと
感じました